分離すべり症は、時折一緒くたにされて考えられてしまう事も多いですが、実際にはそれぞれ異なる症状で腰椎すべり症と、腰椎分離症の2つに分けられます。
腰椎すべり症は、まるで積み木の如く積み重なっている腰椎が名称通り前方方向に向かって滑り出してしまう様子であり、それ自体に限らずあらゆる症状を引き起こす原因にも繋がります。
しかも、発症する部位が広いという特徴もあり、上半身に存在する背骨といった広い範囲に生じる症例の他に、あくまでも腰椎に限って発症している事例に分かれます。
当然、背骨の全体と腰椎に限って発症している様子では各々で原因に差異がありますが、感じられつつ確認できる症状には大きな差異はありません。
そのような腰椎すべり症を医療機関にて診断する際にはMRIやレントゲン、CTといった検査が基本になり医師の判断によって、造影剤を用いて検査が進められる場合もあります。
腰椎すべり症とは
一方、腰椎すべり症は背骨そのものである椎体が、後ろ側に位置し各関節の構成と統合を行っている組織と分離した症状の事を指します。
本来2つで1つの組織が構成されている状態が乱れてしまうと、支える事ができなくなり安定性を損なってしまうため、次第に上部と下部に位置している骨の間にずれが生じるようになり、腰椎すべり症が発症されてます。
構成されている組織の乱れにより少しずつずれが生じて痛みに繋がるため、突如として強烈な痛みに襲われるという事はあまり見られませんが、少しずつ神経を圧迫していく様子から腰の痛みと共に坐骨神経痛による痺れや痛みに悩まされるのも特徴的です。
重力がかかりにくく楽な姿勢で
そして、2つの組織がずれる事が原因であるが故に直立している時間が長くなったり、歩いている距離が長くなるほど不調に見舞われやすくなるため、できるだけ重力がかかりにくくなる背中を丸めて屈む姿勢をすると楽になります。
そこで、医療機関でまず行われるのはコルセットを用いた固定化と鎮痛剤を使用した消炎であり、日常生活が営めない程の痛みが生じている際には骨の一部を削るといった手術が行われます。
腰椎すべり症でお悩みならひつじ整骨院にお任せください
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