膝の痛みについて

歩行時や直立時はもちろん、着座している時でも動かす機会が多い膝は人体の中でも痛みに見舞われやすい部位ですが、膝の痛みの原因は大きく分けて病気や怪我もしくは生活習慣の2つに分類されます。

病気や怪我が原因で膝の痛みが生じる際に多いのは変形性膝関節症という病気であり、関節部分に存在している軟骨がすり減ってしまう事により強い痛みに見舞われてしまいます。

些細な動作をしただけで強烈な痛みに見舞われてしまうだけではなく、発症しているしている炎症により膝内に水が溜まってしまう恐れもあります。

関節リウマチが原因である場合も

同じく病気や怪我が原因の膝の痛みには関節リウマチもあり、関節リウマチが原因である場合には関節包という組織の内側を覆っている滑膜に炎症が生じています。

人体の中では手の指の関節や手首に見られる症例が多いですが、膝の痛みを感じて医療機関を受診してみたところ関節リウマチを発症していたという事例は珍しくありません。

関節リウマチの場合は変形性膝関節症では見られない特有の症状としてまるで風邪のような倦怠感や微熱、貧血といった全身症状を覚える事です。

怪我によって膝の痛みが生じている時に原因で多いのは膝関節靭帯損傷であり、その名の通り膝関節の内部に位置している靭帯が損傷している状態です。

損傷と言っても単に傷が付いているだけではなく、物理的に繋がっているものが切れているので、発症した瞬間には組織が切れてしまったような鈍い音が自分自身で感じられますし、身体を支えるための組織が失われてしまった事により、直前までのように踏ん張る事ができなくなってしまいバランスを取る事ができなくなります。